Mindmapとは何か

mindmap
geralt / Pixabay

マインドマップとは、トニー・ブザン(Tony Buzan)が開発した、想像的な思考技術と記述方法の事です。作成者の思考や発想を視覚的に捉えることで脳内の情報を整理・解放し、新たな発想を得るための手法です。

マインドマップは、人間の脳の意味記憶の構造によく適合しているので、その仕組みを最大限に生かすことで、情報整理を高速化し、理解・記憶につなげることができます。

紙とペンを使って書く事を推奨している方々がいらっしゃいますが、WindowsやMacのソフトウェアもありますのでそちらを使ってもいいと思います。

Windows版のMindmapツールをまとめたものはこちらです。

トニー・ブザンのルール

開発者のトニー・ブザンは、マインドマップについて以下に示す12のルールを定めており、「それに従っていないものはマインドマップとは呼べない」と主張しています。
1.無地の紙を使う
2.用紙は横長で使う
3.用紙の中心から描く
4.テーマはイメージで描く
5.1つのブランチには1ワードだけ
6.ワードは単語で書く
7.ブランチは曲線で
8.強調する
9.関連づける
10.独自のスタイルで
11.創造的に
12.楽しむ!

実際の作業ルール

私はマインドマップを作る時、上記12個をすべて守っているわけではありません。マインドマップはただの手段であり、目的ではありません。目的は発想を広げる事、思考を整理する事、もしくは網羅的に情報をまとめる事などです。書籍に書いてある通りに書くという思考からまずは開放されましょう。そして、自由に書き、自分が得たい結果を得るのにつながるか考えましょう。

私がマインドマップを書く時のルールは下記のとおりです。
 ・否定しないで連想やイメージをふくらませるだけやる
 ・時に色やイメージも使う
 ・中央から拡散されるブランチには1ワードだけ書く
 ・同じ階層のブランチがMECE(漏れなく、ダブりなく)かどうか
 ・楽しむ

ぐらいでしょうか。物によっては上記12のルールにある項目も使っています。

マインドマップの書き方

まずは、例として下図を御覧ください。

引用:「どもども遠田幹雄BLOG」マインドマップの書き方をマスターしてマインドマップを使いこなそう(マインドマップ作成とサンプル紹介)

 描き方は、まず中央に表現したい概念の中心となるキーワードやイメージを置きます。そこからキーワードやイメージを広げ、放射状につなげていきます。自分の思考を整理し、キーワードやイメージの発想を豊かにしながら書いていきます。また、記憶力を高めるために、想像や連想を用いて思考を展開します。

 この手順によって複雑な概念もわかりやすく表現できるので、非常に早く理解できるとされ、注目されています。

マインドマップを書く時の注意点

・ブランチの分類が出来てない

 ただ闇雲に想像や連想だけで書き進めると後々発想が行き詰まってしまうか、無限に広がりすぎて手に負えなくなるかどちらかになってしまうでしょう。それは様々に思考が拡散するからです。拡散の過程で当初の予定と違う分類が枝葉となって入ってきてしまうのは避けられないでしょう。
 また、後に書いたマップが使えなくなってしまうかもしれません。なぜなら、順序立てて書いていないため、論理性やストーリー性が全く無いものだからです。さらに後には書いていた時の記憶を忘れてしまうため、意味がわからないマインドマップだけが残ってしまいます。

・階層の統一感が無い

 各ブランチは同程度の一定基準で分類されていないといけません。例えば、車がほしいとします。下図ではどのような種類の車があるかで最初のブランチは構成されているように見えますが、一つだけ「トヨタ レクサス」と具体的な車名になっています。

 これが基準を守れていない状態です。このまま想像・連想を続けると、ブランチは異なるが同じ内容の項目が複数出てきてしまったり、それ以上の項目が続かなかったりします。(ただし、連想や着想を得るために、あえて階層の統一感を無視して書いても良いらしいです。)
 また、第一のブランチは単語で書く方が良いです。「○○する」という動詞を書くとその先のブランチへ書く言葉が制限されがちになります。

マインドマップを使うメリット

マインドマップが、他のブレインストーミングやノートづくりの方法よりも優れていると言われるのには、以下のような理由が挙げられます。

・アイデアを直感的に整理できる

・言葉、イメージ、色などを組み合わせて描いていくため記憶に定着しやすい

・情報の関連性をまとめられるので、アイデアや主題についての考察がしやすくなる

・足りなかったり調査が不十分だったりする情報も見つかりやすくなる

・一枚の紙に数多くの情報が集まっているので一覧性があるだけでなく、ひと目でアイデアや主題の概要がつかめる

マインドマップを使うデメリット

マインドマップは万能ではありません。

・他人のマインドマップはわかりづらい
 人の思考の追跡ほど大変なものはありません。論理性があるものならまだしも、アイデアを想像する段階だとどこに何が書いてあるのかわかりません。

・議事録などの提出物には使えない
 まあ、使えないことは無いと思いますが、いかんせん人の書いたものは見づらいので。