Duplicatorプラグインを使ったWordPressのサーバー移行やローカル環境構築

WordPressのバックアップをしていますか?

 WordPressのセキュリティホールを突かれて乗っ取られたりした場合や、プラグインのインストールミスや操作ミスで記事を失ってからでは遅いのです。しっかりバックアップをとっておきましょう。

 つい先日も、私のWordPressがなんの前触れもなく壊れていた事がありました。ログインしてプラグインを変更しようとして見たら、下図のようにプラグインの表示が綺麗に全部消えていました。FTPでサーバーにアクセスすると、サーバー上にはプラグインは存在していました。わけがわかりませんでした。

上記の状態ではプラグインのインストールはできませんでした。しかし、ちゃんとバックアップをしてあったので、サーバーに新たなワードプレスを入れ、バックアップから復元するという工程で、1時間ちょっとかかるぐらいで復旧出来ました。

 話が外れたので元に戻します。今回は、WordPressを他のサーバー環境に移行する場合に役立つ、Duplicatorというプラグインをご紹介します。このDuplicatorというプラグインを使ってWordPressで公開中のサイトをまるごとバックアップし、ローカルPC上に構築したWordPressに移行(完全コピー)しました。

 毎日のバックアップはUpdraftというプラグインでGoogle Driveへ自動保存しています。バックアップをしたサーバー環境の中でなら、バックアップファイルからの復元はボタンひとつでできるのでとても簡単です。しかし、サーバーの引っ越しを行おうとすると有料版にアップグレードしなければいけません。どうにか無料でできないかと思い探していたところ、Duplicatorというプラグインに出会いました。

 Duplicatorは無料でWordPress全体を移行できます。プラグインやテーマ、メディアファイルを含めて全てです。ただし、バックアップを自動でしたりはできません。有料版にアップグレードするとできます。

 よって、2つプラグインの無料で使える部分で補うことができます。つまり、Updraftで毎日のバックアップを取り、1,2週間に一回、Duplicatorを使って手動でバックアップを取れば良いんです。
 
 これにより、自分のPCにBitnamiなどでWordPressをインストールし、本番環境と同じ環境を構築できます。新たなプラグインを入れる前など、自分のPC上のWordPressで試して本番環境に影響がないか確かめることができます。プラグインの相性ってありますからね。

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プラグインの導入

まず、Duplicatorプラグインを導入するため、「ダッシュボード」→「プラグイン」→「新規追加」と移動します。画面右上の「キーワード」の入力欄に「Duplicator」と入力すると、下図の様にDuplicatorプラグインが表示されます。「今すぐインストール」ボタンをクリックしてインストールしてください。


インストールされると下図の様になるので、「有効化」ボタンをクリックしてください。

Duplicatorによるバックアップ

プラグインのインストール&有効化が終わると、ダッシュボードの左側メニューに「Duplicator」のメニューが表示されます。その中の「Packages」をクリックすると下図の様になります。右上の「Create New」ボタンをクリックして新たなバックアップを作成しましょう。(下図では既に4回バックアップがある状態です。)

Create newをクリックすると、下図のようになります。Nameの箇所でバックアップファイル名を指定します。

終わったら「Next」をクリックして先に進んでください。すると、下図の画面に遷移し、スキャンが始まります。

しばらく待つと、下図の様な画面になります。項目の右端に緑色の「Good」と赤色の「Notice」のアイコンがあります。赤色のアイコンがあるとこはちゃんとチェックしていたほうが良いです。

今回の場合、ひとつ目の注意点は下図の通り、cacheがバックアップするときに混ざってしまうから消したほうが良いんじゃないかという忠告です。大きすぎると保存容量の圧迫もありますし、圧縮ファイルの大きさが無駄に大きくなりますし、保存したいファイルの圧縮が途中でコケる事があります。消せるのであれば、cacheは消しておきましょう。

2つめは、インストール先には既にファイルがあるので、このまま上書きしてもいいですか?という注意です。

問題なければ下図の様に画面下に移動し、「Yes. Continue with the build process!」の左側のチェックボタンを押し、その後、「Next」ボタンをクリックしてビルドプロセスに進んでください。

下の動画の様になるので、ビルドが終了するまで待ちましょう。

終了すると下図の画面になるので、One Click Downloadという文字をクリックして、インストーラーファイル(installer.php)と、WordPressの全てをまとめたアーカイブ(〜_archive.zip)を自分のPCにダウンロードしておきましょう。

以上でバックアップは終了です。

また、私の環境では、キャッシュファイルが大きすぎた時に下図の様なエラーが出ました。キャッシュをクリアして再度やり直したらエラー無く行けました。

バックアップファイルからの環境移行

次はバックアップファイルを使った環境移行です。公開しているWordPressを自分のローカルPCへまるごとコピーします。

 まず、移行するサーバーを準備してWordPressをインストールしてください。自分のPCにBitnamiなどでWordPressをインストールしてWordPressの環境を整えても良いです。そこにDuplicator プラグインもインストールしてください。

 次に、バックアップした2つのファイル(installer.phpと〜_archive.zip)を、WordPressがインストールされたサーバーのドキュメントルート(フォルダ)にコピーします。現在、BitnamiのWordPressが動く環境をLinuxを使って構築しているので、私がインストールしたのは/opt/wordpress/apps/wordpress/htdocsになります。移行する先のサーバー環境、WindowsやMac版のWordPress環境がどのようになっているのかわかりませんが、「wp-admin」「wp-content」「wp-includes」があるフォルダを見つけ、それらと同じフォルダにコピーしてください。

 その後、ブラウザで、「https://yourdomain.com/installer.php」という様にyour domain.com部分をご自身の環境にあった名前で置き換えてください。私の場合は、ローカルPCにWordPressをインストールしたので、「http://localhost/wordpress/installer.php」となります。うまく起動すると下図の画面になります。

ここでも赤の「Warn」は注意点になります。ドキュメント−ルートのwp-config.phpがあるとインストールがおかしくなりますよという警告です。ですので、wp-configを消すか名前を変えておくかで対応しましょう(サーバー移行の場合ならFTPソフトを使えばできます)。私はいつも名前を変更しています。

対処が終わったらブラウザでリロードすると、下図の様に全ての準備が整った状態になります。「」にチェックを入れ、右下の「Next」ボタンをクリックすることで、バックアップファイルの復元が始まります。

下図のようになりますので、しばらく待ちましょう。

 

次に、バックアップファイルの展開ができると下図のような画面に遷移します。ここで、「Database」「User」「Password」の3つを入力してください。これらは契約しているサーバー会社の管理画面で見られると思います。

 SetupのActionで、既存のデータベースを上書きするか(Connect and Remove All Data)、新規にデータベースを作成するか(Create New Database)を決めてください。既存のデータベースを上書きする場合で、Bitnami のWordPressをローカルPCにインストールした場合は、Database名はbitnami_wordpressとなっています。UserとPasswordはインストール時に入力しているはずですので、そちらをお使いください。また、入力したら下の「Test Database」ボタンをクリックして入力がうまく行っているか確認してください。

上図で問題なければ「Next」ボタンをクリックして進んでください。下図の様な確認画面が出てきます。問題なければ「Yes」ボタンをクリックしてバックアップからの復元を開始しましょう。

しばらくすると下図の様な確認が出てくるので、問題なければ「Next」ボタンをクリックしてください。

正常にインストールが終わると、下図の画面になります。

以上でWordPressのバックアップからサーバー移行の手順は終了です。

お疲れ様でした。

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